脱毛と抑毛はどう違う?
2017/02/14
脱毛と抑毛は似ているけど違う
どちらもムダ毛を無くすという行為は同じですが、処理の方法によって分けられています。
では、どう違うかというと、
脱毛とは?
脱毛とは「毛を抜く」ということです。
毛抜きを使って抜いてもそれは「脱毛」ですし、
ストレスなどで毛が抜けてしまうことも、自分で毛を抜くわけではないのですが、「脱毛」といいます。
円形脱毛症とかいう言葉を聞いたことがあるかとは思いますが、毛が抜けてしまっても脱毛という扱いです。
サロンでの脱毛となると、光脱毛を採用しているところが多く、
これらは脱毛後もムダ毛が生えてくる可能性があります。
医療レーザー脱毛や一部エステでも導入されている美容電気脱毛は
毛が生えてくる組織である毛乳頭を完全に破壊するので、永久的な脱毛が可能です。
家庭用脱毛器も光脱毛を採用している機種が多く、手軽に出来る分、永久的な脱毛は無理なようです。
というか、永久脱毛は医療機関でしかできないことになっていますから、クリニック以外の場所での脱毛では永久脱毛はできません。
勘違いしている人もいますし、そう表記しているサロンもなかにはあるようですが、厳密に言えば間違いです。
厳密と言えば、もっと言ってしまうとクリニックでの永久脱毛ですら永久脱毛にはなりません。
そもそも永久脱毛の定義は米国電気脱毛協会によれば「脱毛終了後、1ヵ月経った時点で毛の再生率が20%以下である」となっています。
つまり、完璧にツルツルになると想像しているとちょっとガッカリしてしまうわけです。
永久という言葉を使用可能なクリニックでも、二度と毛が生えてこないということは想定していないのです。
しかし、脱毛を経験した多くの人が「ツルツルになった」「毛がなくなった」と言っています。
その効果は十分にあるということです。
しかも、永久という言葉を使えないエステや脱毛のサロンでも、永久脱毛と同じレベルの効果をあげることができると言われています。
このことから、先にも述べた通り、永久脱毛と表記するサロンがあるのです。
* 米国電気脱毛協会とは顧客に良質な永久脱毛サービスを提供することを目的に、1958年に設立されたアメリカ最大の電気脱毛士団体で、日本をはじめ世界各国の脱毛士が加盟している団体です。
同じ脱毛でも、自分で毛抜きなどで抜く場合には時間もかかり、手間もかかってしまいます。
まあ、これは当然のことですよね?
そして、無理やり毛根から引き抜くことになるので、毛穴がプツプツと赤くなったり、バイ菌などが入ると炎症を起こしてしまうこともあるんです。
さらに、脱毛の場合には埋没毛になってしまう、というデメリットもあります。
毛根からムダ毛を抜くことで次に毛が生えるまで時間がかかり、その間に皮膚表面が閉じてしまうのです。
そうすると、ムダ毛は皮膚の下で成長し、埋没毛となってしまうのです。
抑毛とは?
ココは今さら敢えて述べるまでもないかもしれませんが、勘違いしている人がもいるので述べさえてもらいました。
抑毛とは毛の成長を抑制し、毛を細く目立たなくすることです。
よく、「脱毛クリーム」として紹介されている商品なんかは
ほとんどがこの抑毛効果のあるローションやジェル、クリームを指しています。
抑毛は毛根に抑毛効果のある成分が働きかけ、徐々に効果を発揮するタイプのものです。
抑毛ローションを塗ったからと言ってすぐに効果が現れる訳ではないので、注意が必要です。
濃いムダ毛に根気よく塗っていると、ムダ毛が薄くなるなどの効果は認められますが、その効果も個人差があります。
全く効果が出ないと言う人もいますので、こればっかりは使ってみないと分からない部分があります。
しかし、抑毛ローションの効果は使用後すぐに出るのではなく、数ヵ月単位で考える必要があるので、ムダ毛が気になる時に使い始めても遅いというデメリットがあります。
脱毛と抑毛はどう違う?のまとめ
脱毛と抑毛は似ているけど違う・・確かにその通りなんですが、ムダ毛を何とかしたいという気持ちからくる行動という意味では同じなんですよね。
早急にムダ毛を何とかしなくてはならない場合は抑毛が、時間がかかってもムダ毛がない状態にしたいのなら脱毛がそれぞれ向いている対処方法だと言えます。